インプラント
インプラント治療について
インプラント治療なら、これまでのような感覚で食事をしたり会話をしたりすることをあきらめる必要はありません。当院の治療で、本来の歯のような機能と見た目に近付けていきます。
インプラント治療はあごの骨の内部にインプラント(人工歯根)を埋め込み、アバットメント(土台)に上部構造(人工歯)を装着する治療法です。歯を失った際の治療方法として入れ歯やブリッジなどがありますが、このような治療法では歯冠部分までしかつくれないという欠点があります。ですが、インプラント治療では歯根まで再現できるため、噛む機能だけでなく見た目にも自然な状態が実現します。
当院のインプラント治療
ストローマン
世界的なインプラントメーカーであるストローマンのインプラントは国際的非営利学術組織ITIの研究データから製品開発しており、研究は50年以上にわたります。当院ではストローマンのインプラントシステムで治療にあたっています。豊富な臨床実績から、高い信頼性があるインプラントシステムだと言えるでしょう。ストローマンのインプラントはアレルギーがあっても治療ができる生体適合性の高いグレード4の純チタン製です。特殊な表面構造となっており、素早く強固に骨と結合するため、長期的に使用できるのが特徴です。
インプラントダイレクト レガシー
2006年に米国カリフォルニアでGerald A. Niznick氏により創立したインプラントダイレクト社はインプラントにおいてインターナルコネクション含む米国特許を35も取得しているインプラントメーカーです。
静脈内鎮静法
通常、インプラント治療は局所麻酔で行いますが、患者さんが希望した場合は「静脈内鎮静法」という麻酔法を選ぶことが可能です。静脈内鎮静法とは、全身麻酔のようにウトウトした状態になる麻酔法で、手術に伴う緊張や不安、そして肝心な痛みを感じないまま手術を終えることができます。
歯を失った際の選択肢
入れ歯
取り外しができて調整しやすく、保険適用となる入れ歯は、歯を失った際の治療法として一般的です。デメリットとしては、異物感があったり、硬いものが噛みにくかったり、食べ物がはさまって虫歯になりやすかったりなどがあります。
ブリッジ
ブリッジは欠損した歯の両サイドの歯を削り、橋を架けるように補う、歯を失った際の治療法のひとつです。保険適用なら費用負担を抑えることができますが、健康な歯を削る、食べ物がはさまりやすい、ブリッジをかける左右の歯に負担がかかかるなどのデメリットがあります。
インプラント
インプラント治療は、本物の自分の歯のような見た目と噛み心地が実現します。健康な歯を削ったり、周囲の歯に負担をかけたりすることもありません。ただし、時間と費用がかかります。
インプラント治療の流れ
カウンセリング
歯を失ってしまった原因、普段の生活習慣をヒアリングして、インプラント治療でどのように噛む機能を回復していくのか相談します。また、インプラント治療の疑問点や不安な面についてもお答えします。
精密検査
インプラント治療にあたって、レントゲン、CTなど、口腔内写真の撮影や血液検査などの精密検査を行います。口腔内だけでなく全身の状態を把握して、インプラント治療ができるか判断しなければいけません。検査結果によっては、インプラント治療ができず、他の治療法を提案することもあります。
治療計画の説明
インプラント治療ができる状態であれば、検査結果をもとに治療計画を立案します。インプラントの本数、治療にかかる期間や費用など、治療内容についてくわしく説明しますので、わからないことはお気軽にお尋ねください。
前処置
インプラントを安全に埋入するために検査で見つかった虫歯や歯周病を治療したり、歯のクリーニングを行なったりします。また、顎の骨が少ない場合、骨再生の治療を検討することがあります。
インプラント埋入
精密検査のCT画像をもとに、インプラントの埋入位置をシミュレーションします。そして、サージカルガイドを用いて、あごの骨にインプラントを埋入します。インプラントを埋入する位置によっては、手術を2回に分けて行うこともあります。その場合は一次手術でインプラントを埋入し、二次手術でアバットメント(土台)を連結します。
治癒期間
インプラント埋入後、翌日以降から普段どおりの生活が送れますが、インプラントと顎の骨が強固に結合するための治癒期間を置く必要があります。治癒期間は平均して2~6ヶ月程度となっており、インプラントを埋め込んだ位置などによって違いますが、日常生活には差し支えありません。
上部構造の製作
インプラントと顎の骨が結合したら、上部構造(人工歯)をつくるために型取りします。上部構造(人工歯)は1~2週間程度でできあがります。装着後に噛み合わせの調整を行えばインプラントの完成です。
メンテナンス
インプラントを長持ちさせながら残っている健康的な歯を維持するためにも、定期的なメンテナンスが欠かせません。お口のケアを怠るとインプラント埋入部分の歯茎が歯周病となるインプラント歯周炎になることもあるためです。毎日の歯みがきなどのケアも大切ですが、定期的に歯科医院にお越しください。